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■『職場訪問例会』   鹿児島地方裁判所


鹿児島地方裁判所 所長 井上繁規 様

 鹿児島地方裁判所を訪問させて頂き、平成21年5月に開始される裁判員制度につき研修をおこなった。
 始めに、実際に裁判員制度の元で行なわれる法廷の見学をおこなった。その後、井上繁規所長より裁判員制度の概要についての説明を受け、我々ひとりひとりがこの制度への協力をする事の重要性を認識させていただいた。

裁判員制度による裁判の実際(模擬裁判)


 当日は、去る6月10日に起こった、美人OL殺人未遂事件に対する裁判が、ここ鹿児島地方裁判所にておこなわれた。

 被害者は26歳の美人OLである。
 犯行当日、帰宅途中の美人OLが何者かにより、背後から鋭利な刃物で刺され、全治1ヶ月の重傷をおった、誠に痛ましい衝撃的な事件であった。

 犯行の翌日、犯行現場の付近を不審人物が刃物を所持しててうろついているのを捜査中の警察官が発見。職務質問を行なった所、『はい』と犯行をあっさりと認めたため、現場での逮捕となった。
 容疑者はミスターX。年齢不詳。前科もなく、『言行はこれにてらしてから、真実かどうか、みんなに公平か、好意と友情を深めるか、みんなのためになるかどうか』をモットーに、世の中の為に己を捨てて献身的に尽くしてきた、社会人としてのお手本となる人物であった。被告人は無罪を主張している。

 鹿児島地方裁判所は法律に基づき、厳正なる抽選および個別面談を行い、6名の裁判員を選出した。
 本日、ここに6名の裁判員の出席の元、厳正な裁判が開始された。

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 係員の誘導で裁判員が所定の席に着席を行なう様子である。
なお、一番左の女性はかねてより裁判員に選出される事を夢見てきた女性市民のひとりである。嬉しさが隠し切れない様子が伺える。

 伊藤学而裁判長の下、被告、裁判員、書記官、検察、弁護人が一同に会し、開廷の運びとなった。
 後方の傍聴席は満員で、事件に対する関心の高さを物語るものであった。

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 被告のミスターX氏は、とても緊張しているとは思えない、ゆとりのある表情で審判の開始を静かに待っていた。
 係員に付き添われた被告にはどんな判決が待っているのだろうか?

 まずは、検察官による事実関係等の意見と量刑意見の陳述が行なわれた。
 検察官の目つきは厳しいものであったが、温和な顔立ちの検察官がひとり居たのがせめてもの救いであった。
 言い渡された罪状は殺人未遂罪、量刑は懲役5年の実刑という厳しいものであった。

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 裁判員は初めての法廷にやや緊張気味であったが、真剣に裁判の進行を見守った。
 それにしても、一番前に座っている裁判員は何故、赤いたすきをかけているのだろうか?

 続いて、弁護人による意見陳述が行なわれた。罪状は無罪、この事件は職務質問に当たった捜査員のあまりにも怖い顔に、被告が、つい『はい』と返事をしてしまったために起こってしまった冤罪事件であると主張した。

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 被告人ミスターXによる意見陳述が行なわれた。
 本人の弁によると、『全く記憶にございません。』との事であった。

 被告人ミスターXは、弁護人と何やら相談している様子である。
 被告人は何故自分が今、ここにいるのかが、いまひとつ理解できていない様子がうかがえる。

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 別室の「評議室」にて慎重な審理が裁判長を交えておこなわれた。
 評議を終えて、再び裁判員の着席の様子である。
 裁判員の表情から、今回の事件の判決のだいたいの予想はつくようである。

 伊藤裁判長の判決:主文 被告人は無罪。
判決理由は、被告人ミスターXが何の事かわからず、ズルズルと捜査員の後をついてきたために招いた全くの誤解で、当日所持していた刃物は、当日たまたま不機嫌であった被告人の妻のご機嫌をとるために料理をするために所持していたものであると断定した。
 これにより、散会となった。

※この裁判はフィクションであり、登場人物、事件などは事実と全く関係のないものです。




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