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鹿児島ロータリークラブ

●卓話『ワインの楽しみ方』


ワインのソムリエ 城下久美様

ワインは「憶えてから楽しむのではなく、楽しんでから憶える」ものである。

 それなのに、ワインとなると一歩ひいてしまう。異国の香りと何か楽しいそうな予感のする魅力に惹き付けられながらも、その純粋な動機は、蕗蓄や横文字の存在に振り回され本来の目的を見失いがちだ。それでは、ワインが取り持つ人生の喜びと出会うべき運命の人達を、長い時間お待たせしているようなものだ。

 赤ちやんにしたって親が最初に教えるのは「話すこと」であって、決して「読み書き」ではない。それよりも、早く話せるようになって意志の疎通が出来ることをみんなは待ち望む。
 人が集って食事をしたり、取引先とゴルフしたりするのも、会話の為、つまり、コミュニケーションをより深めたいためである。
 「共感しあうこと」がどんなに価値ある大切なことで、そこから生まれる「喜び」が人と人をどれだけ親密にさせるかということを経験でわかっているからこそ、みんなの笑顔を思い浮かべながら料理を勉強する。
 相手に迷惑をかけまいとゴルフの練習にも励む。努力を積み重ねた結果、目に見えて腕が上達したと解かるから益々嬉しくなってくる。ワインも「蕗蓄よりも楽しむこと」が一番のポイントで、そこから始まり間口が広がっていく。

 では、どうやって楽しむのか。
 実は、私達は日頃の生活の中で実践しているのである。のどが渇けばビールを頼み、自分の好みの焼酎は銘柄も指定できる。
 水割りかお湯割りかロックか、相手にも気配りも忘れない。
 料理の順番にしても、つまみから始める。ワインの出てくるお店に入れば、少し緊張するものの周りの空気を無意識に感じとり一気飲みもしない。
 つまり、自分の立ち位置を瞬時に判断しその場にあった行動をとっている。ソムリエになって9年が経つが、鹿児島の人間ほどホスピタリティーに溢ふれた接客好きな県民はいないと感じている。あとは、ほんの少しの理屈とコツとゴルフのマナーを理解する、気持ちがある人であれば、みんな我が家のソムリエになれる。

 何と言っても、鹿児島県人はみんなが「イモリエ」なのだから ワインには「人と人を結びつける示思議な力」がある。そして、ひとたび栓を抜くと、周りの空気と溶け合い、時間とともに味も香りも変化する。ちょっぴり過去に戻って、同時に今の自分と未来への自分に思いを馳せる。
 そんなワインの魅力にこの秋、ふれてみませんか。




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