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鹿児島ロータリークラブ

●卓話『シラス凝集剤 きよまる君 誕生秘話』


竃生防水技研 代表取締役 柳生良治様


 シラスにこれほどのパワーが秘められているとは思いもよりませんでした。

 目の前で一瞬にして塗料の排水が見る見るきれいな水に変わっていく光景を見ながら、「これで最大の心配事は解決した。 もう人目を気にせずに塗料の後始末が出来るんだ。」と排水処理に悩まされていた当時のことを思い出しながら、『きよまる君』が誕生するまでの日々のことを回想してみました。

 思い起こすと21年も前の話にさかのぼります。 私は家族5人で妻の故郷である加世田という町に移り住み、そこで細々と塗装と防水の仕事を始めました。2人の子宝に恵まれ平凡な生活が続く日々を送っていました。

 ある日作業場で刷毛やバケツを洗浄していると、その排水が側溝を通じて田んぼに流れ込んでしまいました。農家の方々に連れられて行った水田を見ると、何とも信じられないような光景が目に飛び込んできました。あたり一面の田んぼの水がまっ白になっているではありませんか。私は頭をハンマーで殴られた様な衝撃を感じました。

 その時は農家の方たちと話し合い、もう二度と田んぼを汚さないということで一件落着しました。しかし、信じられないことに新人の作業員の不注意から次の年も同じ過ちを犯してしまったのです。どうして2年も続けてこのような不祥事を起こしたのかと不思議に思われると思いますが、その頃はこれといった塗料排水の後始末の方法が無かったのです。

 この時を境に私の排水処理の長い長い研究開発が始まったのです。
初めは活性炭やもみがらどありとあらゆる原料を使い実験をしましたが、コストが高かったり入手が困難だったりと、なかなか思うようにいきませんでした。

 しかし、その中でも入手しやすく安価なシラスに着目し、様々な方法で実験を繰り返した結果、今から6年ほど前にきよまる君の原型集剤が出来上がったのです。その後商品化に結び付け、鹿児島県産業支援センター主催のチヤープラザニ水会で発表し皆様にきよまる君を知って頂くことになりました。

「一念岩をも貰く」という言葉通り、思った事をやり通し、実験するという喜びを感じている今日です。

  鹿児島に来て少しでも世の中の為になれたこと、シラスと巡り会えた事、そして皆様と知り会えた事を心から感謝しております。




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